スタディ・クラブについて
ロスフィロソフィーは、ロナルド・ロス先生が40年に及ぶ臨床経験と研究活動から築き挙げられた矯正歯科治療の診断と治療システムで、ロスススタディクラブ・ジャパンはロスフィロソフィーを臨床に取り入れ、実践する矯正歯科医の集まりです。
ロスフィロソフィーは、従来の矯正診断ではあまり重要視されていなかった顎位・機能的咬合をより客観的に診査・診断し、矯正歯科治療の中にそれを反映させていることが特徴です。我々、矯正歯科医にとってより予知性の高い診断・治療方針の作成ができ、また、結果的には、患者さんに対するより質の高いサービス(治療結果)をもたらすことが可能となりました。
ロナルド・ロス先生とロバート・ウイリアムス先生が、20年以上にわたり世界各地でロスフィロソフィーを教授してこられました。日本では1990年より当クラブの代表を務める池田和己先生の基で包括的な矯正歯科治療のコースとしてスタートされました。その後1996年に卒業生が集い、ロスフィロソフィーを自分の診療室で実践していくための情報交換・研鑽の場として、ロスススタディクラブ・ジャパンが設立されました。それ以来毎年開催されるスタディクラブのミーティングでは全員が症例を提示し、お互いの症例を通じて更なる向上を目指して、勉強し続けております。
日本の先生方は年に一度、考え方を同じにしている世界各国の先生方とのミーティング(RWISO)を通して、ロス先生の考え方を更に深めていくため、積極的な活動を行っています。下の写真はRWISOが京都国際会議場で日本の先生方がホスト役となり開催されたときの様子を写しています。日本でのトップクオリティーに満足することなく、世界のリーダーとして主体的に活動しています。